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【全公開】トイプードルの生涯費用、6年で約218万円かかった話|骨折・アジソン病の明細を全部見せます

お金のこと

愛犬と暮らすのにかかるお金を調べると、「犬の生涯費用は◯◯万円」という相場の数字はたくさん出てきますが、「実際のところはいくらかかったのか」を明細レベルで書いた記事は、あまり見かけません。

この記事では、我が家のトイプードル・チョコ(6歳)にこれまでかかったお金を、診療明細書をもとに全部公開します。判明している分だけで、医療費とお迎え費用を合わせて約218万円。そのうち骨折だけで約148万円です。

私はチョコみつパパ。1歳の息子と妻、そしてチョコと暮らす共働きパパです。お金の現実を残しておきたくてこの記事を書きました。これから犬を迎える人、いま無保険で不安な人、持病が見つかってしまった飼い主さんの参考になればと思います。

※この記事の金額は、すべて手元の診療明細書(領収証)に記載された実額です。保険で一部戻ってきた分も含めて「請求された総額」で表記しています。病気の説明は獣医師から受けた内容の範囲にとどめ、診断や治療法のアドバイスをするものではありません。

まず結論|チョコにかかった費用の総額

細かい話の前に、6年間でかかった費用の全体像を先に出します。

項目実額(請求総額ベース)
お迎えの費用(購入・初期)約130,000円
骨折(計6回の手術)約1,477,000円
アジソン病(診断〜継続治療)約341,000円
歯石取り(全身麻酔)約54,000円
膵炎・腸炎(入院含む)約177,000円
合計(判明分)約2,179,000円

医療費だけで約205万円。お迎え費用を足すと約218万円です。しかもこれは「フード・トリミング・予防薬・保険料」といった日常の維持費を含まない金額。それらを足すと総額はさらに上がります。

犬の生涯治療費の相場は「約60〜100万円」とよく言われます(オカネコマガジンなど)。我が家はその相場の倍以上。決して平均的な金額ではありませんが、「こういうケースも現実にある」という一例として読んでもらえればと思います。

お迎えから6年|お金の年表

何の年に何が起きて、いくらかかったのか。時系列で並べるとこうなります。

  • 0歳(お迎え):約13万円。トイプードルを家族に迎えました。
  • 子犬期:前足を骨折。最初の整復手術からプレートの再手術、抜釘まで複数回。ここまでで約69万円
  • 2歳ごろ:固定していた金属周りの骨がもろくなり、再骨折。夜間救急からの入院、そして大学の高度医療センターで骨再生医療と再手術。約79万円
  • 4歳ごろ:全身麻酔での歯石取り。約5.4万円
  • 5歳ごろ:副腎の病気(アジソン病)と診断。以後、生涯つきあう治療が始まる。
  • 5〜6歳:膵炎・腸炎で入院・通院。約18万円

このあと、それぞれを明細ベースで詳しく見ていきます。

【骨折】約148万円かかった話

いちばん大きかったのが、前足の骨折です。トイプードルは骨が細く、ソファやベッドからの落下、抱っこからのジャンプなどで骨折しやすい犬種だと、あとから知りました。チョコもまだ子犬の頃に前足を骨折しました。

何が起きたか

最初の手術でプレートを入れて固定したのですが、そのプレートが折れて再手術。さらに固定用のボルトが折れ、経過観察に。そして2歳ごろ、金属の周りでもろくなっていた骨が再び折れてしまいました。最終的に、大学の高度医療センターで骨再生医療を受けながらの再手術と、その後の抜釘まで含めて、手術は計6回になりました。

チョコを抱えていて、来客のインターホンの音に驚いて飛び降りてしまった――そのときの「やってしまった」という感覚は、今でも忘れられません。

かかった費用の明細

骨折関連でかかった費用を整理すると、こうなります。

段階実額
子犬期の最初の骨折〜再手術〜抜釘約689,000円
再骨折の夜間救急・入院約108,000円
骨再生医療+再手術+抜釘約680,000円
骨折 合計約1,477,000円

最初の整復手術だけで約31万円、骨再生医療を受けた際の手術・約2週間の入院では一度の会計で約52万円。当時はペット保険に入っておらず、すべて自己負担でした。

骨折手術の相場と比べると

ネットで調べると、犬の骨折手術の相場はピンやプレートで固定する場合で約12〜25万円、30万円を超えるケースもある、とされています(楽天保険の比較・アニコムなど)。チョコの約148万円は、複数回の手術と高度医療が重なった結果で、相場の上限を大きく超えています。

「骨折くらいなら数十万円でしょ」と私も思っていました。でも、一度の手術で終わらなかったとき、金額は一気に跳ね上がります。

骨折とペット保険のことは、別の記事でもう少し詳しく書いています。

👉 ペット保険は必要か(チョコの骨折体験)

【アジソン病】一生つきあう病気と、その費用

5歳ごろ、チョコは「アジソン病(副腎皮質機能低下症)」と診断されました。副腎から出るホルモンが足りなくなる病気で、診断のための検査入院から治療が始まりました。

診断までの経緯

元気がなく、食欲も落ちて、検査を重ねた結果での診断でした。診断のための入院・各種ホルモン検査だけで、一度の会計が約15万円。その後も定期的な血液検査と通院が続きます。

継続してかかるお金

アジソン病は、いまのところ完治させる病気ではなく、薬で副腎の働きを補いながら一生つきあっていくものだと説明を受けました。チョコは毎日フロリネフという薬を飲んでいて、薬だけでも100錠で約4.5万円。これに定期的な血液検査が加わります。

アジソン病関連で判明している費用は、診断・急性期・その後の継続通院を合わせて約34万円。ネット上では「アジソン病の薬代は月2〜3万円ほど、生涯続く」とする情報もあり(ペット保険アドバイザーなど)、これは我が家の実感とも近い金額です。

そして痛いのが、この病気は保険が効かなかったこと。チョコがペット保険に入ったのはアジソン病を発症した後だったため、既往症としてアジソン病は補償の対象外(免責)になりました。ここは「健康なうちに保険に入っておくべきだった」と心から思う部分です。

全身麻酔が大きなリスクになる体質

アジソン病があると、ストレスや全身麻酔が大きな負担になります。だからこそ、麻酔をかける歯石取りをできるだけ繰り返さなくて済むように、我が家は毎日の歯磨きを徹底するようになりました。

【歯石取り】全身麻酔での処置にかかった費用

4歳ごろ、動物病院で歯石を指摘され、全身麻酔下での歯石取り(スケーリング)を受けました。このときかかったのが約5.4万円。麻酔・処置に加えて、術前の血液検査や半日入院が含まれています。

全身麻酔下の歯石取りの相場は2〜5万円ほど、平均で約3.4万円とされ、術前検査が別途1〜3万円かかることもあります(セゾン・ペットドックなど)。チョコの金額はおおむね相場の範囲内でした。

ちなみに、3歳以上の犬の約8割が歯周病(予備軍を含む)というデータもあります(わんこラボ)。歯石取りはどの家庭にも起こりうる出費です。アジソン病で麻酔のリスクが高いチョコにとって、麻酔を何度も繰り返さないための毎日の歯磨きは、結果的に「医療費の節約」にもつながっています。

歯磨きの具体的なやり方は、こちらの記事にまとめました。

👉 犬の歯磨きと歯石取り体験談

【膵炎・腸炎】そのほかにかかった医療費

5〜6歳にかけて、膵炎や腸炎でも入院・通院をしました。震えや嘔吐、食欲不振で受診し、入院して点滴という流れです。

膵炎・腸炎で判明している費用は合わせて約18万円(請求総額ベース)。このうち5日間の入院をした際は、一度の会計が約14万円でした。

膵炎の相場は、軽症の通院で2〜3万円、入院すると5〜10万円ほどとされています(わんちゃんライフなど)。チョコは入院が必要だったため、相場の中でも高めの金額になりました。

なお、この膵炎・腸炎については、アジソン病と違ってペット保険が使えました(加入後に発症した病気のため)。上の金額は保険で戻ってくる前の「請求総額」なので、実際に手元から最終的に出た額はこれより少なくなっています。保険のありがたみを実感した出来事でもありました。

(参考)日常の維持費はいくら?|トイプードルの固定費

ここまでは「病気・ケガ」の費用でした。これとは別に、毎月・毎年かかる固定費があります。以下は我が家の金額ではなく、ネット上の一般的な相場としてまとめたものです。

項目相場(年額の目安)
フード約3〜6万円
トリミング(月1回が一般的)約6〜10万円
フィラリア予防薬約7,000〜8,000円
ノミ・ダニ予防約5,000〜1万円
混合ワクチン約3,000〜1万円
狂犬病ワクチン+登録約3,500円前後
ペット保険料プラン・年齢で変動(月数千円〜)

トイプードルは毛が伸び続けるため、トリミングが必須の犬種です。小型犬の中でも維持費は高めで、フード・トリミング・医療・保険を込みにすると、年間で約30〜40万円(月2.5〜3.5万円)が一つの目安と言われています(みんなのブリーダーなど)。

ちなみに我が家では、このトリミング代を抑えるために妻がトリマーをやっています。プロに任せれば1回数千円かかるところを自宅でケアできるので、毛が伸び続けるトイプードルにとっては大きな節約になっています。

仮に維持費を年30万円とすると、6年で180万円。これに医療費の218万円が乗ってくる計算です。

データで見る「犬の生涯費用」|我が家は高すぎ?

改めて、ネット上の相場・統計と並べてみます。

  • 犬の生涯治療費の相場:約60〜100万円(持病があると150〜200万円超のケースも)
  • 犬の年間診療費の平均:約13.3万円(年齢が上がると増加)
  • 犬にかける年間支出:約41万円(2025年・アニコム調査)
  • ペット保険の加入率:およそ2割(各社調べ)

我が家は医療費だけで判明分205万円。相場の上限である「持病ありで150〜200万円超」のゾーンに、6歳の時点で入ってしまっています。骨折と持病が重なると、想像していた金額の何倍にもなり得る――これが我が家の現実でした。

保険、どうした?|無保険・加入のリアル

骨折のときは、ペット保険に入っていませんでした。「まだ若いし元気だから」と後回しにしていた結果、約148万円を全額自己負担することになりました。

その後ペット保険に加入しましたが、すでに発症していたアジソン病は既往症として補償対象外。一方、加入後に発症した膵炎・腸炎には保険が効きました。この経験から私が学んだのは、「保険は健康なうちに入る」「補償範囲(通院が対象かどうか)をよく見る」という2点です。

保険を勧めるつもりはありません。ただ、我が家が無保険で痛い目を見たのは事実です。判断材料の一つとして、別記事に詳しくまとめています。

👉 ペット保険は必要か(チョコの骨折体験)

6年飼って分かった、お金のことで伝えたい3つのこと

最後に、これまでを振り返って思うことを3つだけ。

ひとつ目は、「想定の倍はかかると思っておく」こと。健康な犬の維持費だけを見て予算を立てると、ケガや持病が出たときに崩れます。我が家のように、相場の倍以上になることもあります。

ふたつ目は、「保険は迷っているうちに入る」こと。持病が出てからでは、その病気には保険が効きません。元気な今が、いちばん選択肢が多いタイミングです。

みっつ目は、「お金がかかっても、後悔はしていない」ということ。約218万円は確かに大きな金額ですが、チョコが今も元気で隣にいてくれるなら、私はこの選択を悔やんでいません。お金の話を包み隠さず残すのは、同じように悩む誰かの役に立てばと思うからです。

これから犬を迎える人にとって、この記事が「かわいいだけじゃない、お金の現実」を知るきっかけになればうれしいです。

参考・出典


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