我が家の愛犬チョコは、北海道生まれのトイプードルで、2026年で6歳になります。見た目は小さくて穏やかな犬ですが、この6年は本当に波乱万丈でした。1歳のときに前足を骨折して計6回の手術を受け、3歳半でアジソン病という持病が見つかり、いまも毎日薬を飲みながら暮らしています。
このブログにはチョコがたびたび登場します。犬の歯磨きやペット保険の記事を書いてきましたが、その背景にあるチョコ自身のことをまとめて紹介しておきたくて、この記事を書きました。我が家の一員であるチョコの歴史を、少し長くなりますがお付き合いください。
チョコの基本プロフィール
- 犬種:トイプードル
- 年齢:6歳(2026年5月時点)
- 体格:超小型犬サイズ
- 性格:穏やかで人懐っこい。来客は大好き
チョコは北海道で生まれ、生後しばらくは道内で過ごしました。その後、家族の引っ越しに合わせて1歳で東京へ、3歳で沖縄へ、そして3歳半でまた東京へ戻り、いまもずっと東京で暮らしています。短い犬生のなかで、北の大地から南の島まで日本を縦断したことになります。
トイプードルらしく賢くて甘えん坊ですが、後で書くアジソン病の影響もあって、いまはなるべく穏やかに暮らせる環境を心がけています。
1歳の大事故――前足の骨折で計6回の手術
チョコの波乱の歴史は、1歳のときの骨折から始まりました。ソファくらいの高さから飛び降りた拍子に着地に失敗し、右の前足(橈尺骨)を骨折してしまったのです。
トイプードルは骨折しやすい犬種
後から知ったことですが、トイプードルはもともと骨折が多い犬種です。前足の橈尺骨は人間の指くらいの細さしかなく、とくに骨が成熟しきっていない成長期(生後4か月〜1歳前後)に、高いところからのジャンプや着地で折れてしまうケースが多いそうです。チョコもまさにこの時期でした。小型犬を飼うなら、ソファやベッドからの飛び降りはできるだけさせない方がいい、と身をもって学びました。
プレートが折れ、骨が再び折れ……
骨折の手術は一度では終わりませんでした。
- 最初の手術で金属プレートを入れて固定
- そのプレートが折れて再手術
- 固定していたボルトも折れて経過観察
- 2歳のとき、ボルト周囲の弱くなった骨から再び骨折
- 大学附属の動物医療センターで骨再生医療+再手術を受け、ようやく骨がくっついた
最終的に、骨折関連だけで手術は計6回。1歳という若さで、これだけの治療を乗り越えました。あまりに痛い思いを重ねたせいか、いまのチョコは予防注射でもまったく動じない「痛み耐性」がついてしまったほどです。
そして、このときチョコはペット保険に入っていませんでした。治療費は全額自己負担で、骨折関連だけで合計約148万円。この経験が、後にペット保険を真剣に考えるきっかけになりました。
3歳半でアジソン病――一生付き合う持病
骨折が落ち着いて安心したのも束の間、沖縄から東京へ戻った3歳半のころ、チョコにアジソン病(副腎皮質機能低下症)が見つかりました。
アジソン病は、副腎から出るホルモンが足りなくなる病気です。体がストレスに対応するためのホルモンをうまく出せなくなるため、強いストレスがかかると「アジソンクリーゼ」と呼ばれる命に関わる発作を起こすことがあります。
チョコはいま、不足するホルモンを補うフロリネフ(フルドロコルチゾン)という薬を毎日飲んでいます。薬でコントロールできている間は穏やかに過ごせますが、ストレスには本当に弱くなりました。
- 車での移動は苦手
- 飛行機にはもう乗せない
- 来客は大好きだけれど、興奮しすぎると体に負担
どうしてもストレスがかかる場面が予想されるときは、獣医師の指示でプレドニン(プレドニゾロン)を追加で飲ませて、発作を予防しています。
そしてアジソン病は、もうひとつ大きな課題をチョコに残しました。全身麻酔が大きなリスクになる体質になったのです。これが、次のデンタルケアの話につながります。
歯磨きを徹底するようになった理由
恥ずかしながら、私はチョコが2歳になるまで歯磨きを一度もしていませんでした。「犬の口は臭いのが当たり前」だと思い込んでいたのです。
考えが変わったのは、動物病院で歯石と歯周病のポスターを見たことがきっかけでした。歯周病が進むと、口の中だけでなく心臓や腎臓など全身の病気につながることを知り、慌てて全身麻酔での歯石取りを受けました。
ところが前述の通り、チョコはアジソン病で全身麻酔のリスクが高い体質です。だからこそ、「もう歯石取りのために麻酔をかけずに済むように」と、毎日の歯磨きを本気で続けるようになりました。
獣医師に勧められた人間用のワンタフトブラシを使い、最初は嫌がっていたチョコも、段階的に慣らして今では落ち着いて磨かせてくれます。犬は口の中がアルカリ性(pH8.5〜9.0)で、人間より歯垢が歯石になるスピードが速いため、我が家では2日に1回のペースでケアを続けています。
チョコにかかったお金
ここまで読んでいただくと想像がつくと思いますが、チョコの医療費はかなりの額になりました。判明している実額をざっとまとめると――
- 骨折(計6回手術・保険未加入で全額自己負担):約148万円
- 歯石取り(全身麻酔):約5万円
- アジソン病の診断・治療(既往症で保険対象外):約34万円
- 膵炎・腸炎(一部はペット保険で還付):約18万円
- 迎えたときの初期費用:約13万円
医療費だけで合計約205万円、迎えた費用を含めると約218万円ほどになります。ここにフードやトリミング、予防薬、保険料などの日常の維持費は含まれていないので、実際の総額はさらに上がります。
小型犬一匹にこれだけかかるのか、と自分でも驚きました。お金の話は別の記事でもっと詳しく書く予定ですが、「犬を迎える=医療費の覚悟も必要」というのは、チョコが教えてくれた一番大きな学びです。
チョコは大切な家族
骨折6回、アジソン病、全身麻酔のリスク――文字にすると大変なことばかりですが、チョコは今日も元気に家の中を歩き回っています。痛みに強く、ストレスには弱い。手のかかる子ですが、その分だけ家族みんなで大事にしています。
息子が生まれてからは、チョコと息子が一緒に過ごす時間も増えました。これからもチョコの体調と向き合いながら、できるだけ穏やかで幸せな毎日を送らせてあげたいと思っています。
このブログでは、チョコの歯磨きやペット保険、これからかかるお金のことなど、愛犬との暮らしのリアルを引き続き書いていきます。同じように小型犬と暮らす方の参考になればうれしいです。
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